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サークル: I’m moralist
「淫習のカクリヨ村~メスバレ厳禁モラトリアム~」は、サークルI’m moralistによる、女であることを隠して異界の村で過ごす幼馴染二人を描いた青春モラトリアムRPGです。純愛ルートと屈辱・回し系のバッドルートが同居しており、甘い恋の積み重ねとその崩壊の落差を味わいたい人に向いた作品だと思います。純愛のみ、バッドルートのみを目的にしても楽しめる構成を謳っている点も特徴です。
あらすじと設定

舞台は夏。正月以来半年ぶりに再会した幼馴染の少年アオと少女ヒノリは、退屈な親戚の集まりを抜け出して旧交を温めますが、帰り道に幽世(カクリヨ)の村へ迷い込んでしまいます。そこは女が男に絶対服従という倒錯した性が根付いた村。ボーイッシュな見た目のヒノリは村人に男子と勘違いされ、二人は脱出方法が見つかるまで彼女の性別を隠し通そうとします。ところが村には「肉体の性別を偽ってはいけない」という絶対の掟があり、破った者には恐ろしい罰が下るとされています。
さらに村の巫女が告げる真実は重いものです。現世に戻れば二人は引き裂かれ、結ばれない運命にあるというのです。老いも死もない循環する世界で永遠に愛し合うか、別れを越えて未来へ踏み出すか。一年間のモラトリアムの行き先を決めるのはプレイヤー自身です。
見どころ

本作の軸は、タグにもある「屈辱」「回し」「閉じ込め」と「純愛」「ラブラブ/あまあま」の同居です。ヒノリが女だとバレたり、悪人に弱みを握られたりすると分岐するバッドルートは、女は男に絶対服従という村の設定と直結しています。ボクっ娘として男子のふりで切り抜けてきた彼女が、その前提ごと崩されて村の淫習に取り込まれていく流れは、屈辱・回しのシチュエーションとして相性がよさそうです。複数ライターが手がけるバッドエンドシナリオは「尺が足りないとは言わせない」と銘打たれており、前振りとなる純愛パートが濃いほど喪失感は増すはずです。
一方で純愛ルートも、四季の移り変わりに合わせた10段階以上の段階エロで二人の関係の変化を描くとされています。5つの視点×6部位×5段階、約150パターンというエロステータスや、20人以上のサブヒロインの顛末が二人にも影響する仕組みなど、村の空気そのものが恋を侵食していく設計が読み取れます。

ゲーム面では戦闘・レベル上げなし、クエストマーカー完備、回想の全開放、1つのセーブで全ルート回収可能と、ストレス排除が徹底されています。人格のある竿役が苦手な人向けのNTRセーフモードも用意されています。
こんな人におすすめ

幼馴染同士の青い恋を積み上げたうえで、それが理不尽に壊されるところまで見届けたい人には強く刺さるはずです。ボクっ娘ヒロインが好きな人や、バレる緊張感を伴う閉じ込め系の状況に惹かれる人にも向いています。
反対に、ヒロインが傷つく展開を一切見たくない人は純愛ルートに絞ることになり、バッドルート分のボリュームを持て余す可能性があります。また想定プレイ時間約20時間のうち8割がエロパートという構成なので、RPGとしての探索や戦闘の手応えを期待する人には向きません。
まとめ

「淫習のカクリヨ村」は、メスバレ厳禁という縛りを純愛と屈辱の両方に活かした青春モラトリアムRPGです。純愛エンド3種とバッドルート2種、単発バッドエンド1種という構成に、自分の性癖がどこまで応えられるかを考えて手に取ると満足度が高いでしょう。