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サークル: SQDT
ロールプレイング男主人公サキュバス/淫魔人外娘/モンスター娘色仕掛け
この作品の一番の売りは、「負けること」そのものが戦闘の目的として設計されている点です。サキュバスに精を吸われる場面がバトル本体になっているため、腕前が上がるほどエッチなシーンから遠ざかるという、この手のゲームにありがちなジレンマがありません。女性優位・逆レイプ寄りのシチュエーションを、腰を据えてRPGとして遊びたい人に向いた作品です。
どんなゲームか

舞台は、異世界と混ざり合っていく学園です。主人公は放課後、幼なじみが同級生と交わっている場面を目撃し、彼女が男から精を奪う夢魔だったことを知ります。次々と正体を現す夢魔たちに学園が呑み込まれていく中、世界を救う手段はただひとつ、主人公自身が死ぬことだけ――という導入のロールプレイングゲームです。
戦闘システムが独特です。主人公は夢魔に物理的にはまったく歯が立たないため、戦うのではなく相手を満足させてお帰りいただくことが勝利条件になります。命乞い、なすがまま、屈服といったアクションを選びながら、相手の好みに合う形で場のムードを高めていく、という進め方です。ボス戦のあと主人公は必ず精を吸い尽くされて死亡し、能力を引き継いだ別のキャラクターが次の主人公になります。主人公になれる人物が全滅する前に、ダンジョンに潜む5体の夢魔を満足させるのが目的です。

そのほか、戦った夢魔といつでも再戦・回想できるギャラリーモード、メインキャラに加えてモブの夢魔まで元ネタの神話伝承込みで解説する図鑑、名前や呼ばれ方のカスタマイズが用意されています。ボス戦はフルアニメーション。他サークル・他作家のサキュバスがゲスト出演する枠や、ユーザーがバトル内容などを拡張できるMODシステムもあります。
買った人が評価している点

「勝つとエッチシーンが見られない」問題を正面から解決している
多くの購入者が最初に挙げるのがこの点です。一般的なバトルファック系の作品では、プレイヤーが上手くなるほど敗北シーンが見られなくなるという矛盾が起きますが、本作は相手を満足させること自体が攻略なので、エロと攻略の方向が一致しています。能動的に負けに行く必要があるマゾ向けRPGの構造を逆手に取った設計だ、という評価が複数見られます。ゲーム部分を真面目に遊ぶほどシーンにたどり着ける、という安心感が買う側のメリットです。

ボス戦のアニメーションとイラストの水準
ボス戦が滑らかに動くアニメーションになっている点は、満足の声が特に集中している部分です。前作を知る購入者からは、絵柄が進化したうえに動きが付いたことでエロさが大きく上がった、という評価が出ています。ボスだけでなく道中のザコ敵にあたる夢魔も一体ずつ丁寧に作られており、こちらの行動ひとつひとつに反応が返ってくるため戦闘が作業にならない、という声も複数あります。複数のイラストレーターが参加しているぶん、好みのタイプの夢魔に当たりやすいのも強みです。

主人公が入れ替わっていくリレー形式
死んだら次の主人公へ、という構成は本作の個性ですが、能力と記憶が引き継がれる設計のおかげで、主人公が代わっても置いていかれる感じが薄いという評価があります。キャラクターに愛着を持つタイプの人でも問題なく遊べた、という感想も出ています。誰をどの夢魔にぶつけるかという組み合わせの自由があり、そこを考えるのが面白いという声もありました。

音楽と世界観の演出
BGMへの言及が多いのも本作の特徴です。作品の魅力の半分は楽曲だと言い切る人、サウンドトラックを買ったという人が複数おり、普段はBGMを切ってプレイする人にも音を出して遊んでほしい、という勧め方をされています。学園と異界が混ざった風景のマップデザインと合わさって、淫靡で独特な空気感が出ている点が評価されています。なお音声は付いていませんが、そのぶん絵とテキストに集中できて良いと受け止めている人もいます。
女性優位シチュエーションの量と幅
サキュバス側が完全な上位存在として描かれ、主人公側に勝ち目がまったくない力関係で統一されている点を、この傾向が好きな層が強く支持しています。シチュエーションの種類と差分が多く、同じような場面の繰り返しになりにくいという評価です。一方でシナリオの扱いは受け止めが分かれており、重厚で読み応えがあるという人がいる反面、物語は抑えめでシーン本位だと感じた人もいます。ストーリー目当てで買うかどうかは、体験版で雰囲気を確かめてから判断するのが確実です。
買う前に知っておきたい注意点

勝つ展開は一切ありません
主人公が夢魔を撃退して格好よく解決する、という場面はありません。すべて敗北から始まり、搾り取られることが前提の作品です。女性優位・逆レイプ・男性受けが好みの人にとってはそこが最大の魅力ですが、主人公が強くなって敵を打ち倒す快感を求める人、男性優位のシチュエーションが好きな人には根本的に合いません。同じサークルの過去作で主人公が夢魔を退けていく展開を期待すると、方向性がかなり違う点にも注意が必要です。
難易度はやや高めで、ミスのペナルティと運の要素がある
戦闘には駆け引きがあり、相手の好まない行動を取ると飽きられて一気に不利になる、という指摘が複数あります。難易度は少し高めだという感想もあり、命中や運に関わる装備を整えておくと楽になる、という助言も出ています。じっくり攻略を組み立てるのが好きな人なら歯ごたえとして楽しめますが、面倒な操作なしでシーンだけ早く見たい人には回り道に感じられるはずです。
グラフィックボードとの相性で動かない場合がある
これは公式が明示している注意事項です。稀に相性によって正常に動作しないことがあるため、少なくとも起動から最初のバトルまでが問題なく進むか、必ず体験版で確認してほしいとアナウンスされています。体験版のセーブデータは製品版に引き継げません。購入前の動作確認を面倒がらない人なら問題ありませんが、確認せずに買うとリスクが残ります。
向いている人・向いていない人

向いている人
- 女性優位・逆レイプ・男性受けのシチュエーションが好みで、主人公が勝てない関係性を楽しめる人
- エロシーンを見るために、戦闘の駆け引きやダンジョン攻略をきちんと遊ぶのが苦にならない人
- サキュバスものを量と質の両方で味わいたい人、BGMや世界観の作り込みも評価する人
向いていない人
- 主人公が強くなって敵を倒す展開や、男性優位のシチュエーションを求めている人
- ゲーム部分は最小限でいいので、すぐシーンだけ閲覧したい人
- 購入前に体験版で動作確認をするのが難しい環境の人
まとめ

サキュバスに搾り取られる側に回りたい人、そしてその体験をRPGとして最後まで遊びたい人なら、買って満足できる作品です。敗北が攻略になるという設計が最後まで一貫しており、アニメーション・イラスト・音楽のどれもが同じ方向を向いています。逆に、勝利の達成感や男性優位の展開を求めている場合は、方向性が合わないので見送ったほうがよいでしょう。